フレンチブルドッグに決めた理由

f:id:blueberrytan:20190320075849j:plain  子供が8歳になって、そろそろ犬を飼っても大丈夫なんじゃないかなと家族で話をしていたんです。子供は絶対にポメラニアンがほしい、主人はボストンテリアがいいかなあと言っていて、私はフレンチがほしいと主張していました。今すぐに飼うっていう感じではなかったんですけど、あれよあれよという間にフレンチを飼うことになったんです。

ある日、仕事中の主人から電話がありました。動物レスキューがフレンチの飼い主を募集しているのを同僚が教えてくれて、もう応募したと。フレンチがレスキューに保護されて飼い主を募集するなんて、ほとんどないことで、すごい応募が殺到すると思うから、聞くなりすぐに必要事項を記入してメールで応募したようです。レスキューでも、この子はユニコーンだ!って言われていたみたいです。あまりにも稀っていうことで。数日後、レスキューから、まだなにも連絡がこないので、どういう状況かメールで聞いてみると、たくさん応募がきたけれど、吟味した結果、私たちともう一家族のどちらかに決めるつもりだという回答が返ってきました。二分の一の確率でうちにフレンチが来ると、私たち家族は大いに盛り上がりました。そして、数日後、私たちじゃないほうの家族に決定したというメールが入りました。理由は、その家族はレスキューの近くに住んでいるということと、前にフレンチブルドッグを飼った経験があるということ。うちの庭は犬が走り回って遊べるほどの大きさがあるし、犬を飼ったこともあるのでうちに決まる自信があったんです。だからフレンチを飼っている生活をみんなでああだこうだと話してすごく盛り上がってしまったんです。あまりにもショックで家族みんな落ち込んでしまいました。子供も大泣きで、犬をもうすぐ飼えると思い込ませてしまって 、かわいそうなことをしてしまった気分でした。

  子供を励ましたいと思い、近くのレスキューに犬を見に行こうと提案しました。主人がインターネットで近くのレスキューの事を調べていて、フレンチブルのブリーダーが自宅から車で50分ほどのところにあることも分かりました。そのブリーダーに連絡を取って週末に伺うことになりました。ブリーダーって聞くと、私はあんまり良いイメージがなく、行くまでは心配でしたが、実際は私の想像とは全く違っていて、そこのブリーダーさん宅は清潔でお世話の行き届いたすばらしいと思える場所でした。

 最初にびっくりしたのは、敷地が広くて、住宅街から離れた自然に囲まれたところにあること。親犬たちがいる建物に入る前に、手をひじぐらいまで消毒をします。それから靴の裏も消毒します。建物の中に入ると一匹ずつ紹介されます。これが1時間ほどかかったかもしれません。みんな大事にされていて2匹ずつ一つのしきりに入れられていたと思います。ペットドアから好きな時に外にも出れるし開放感があります。みんな、人懐っこいし、顔に愛嬌があってたまらないです。この後、子犬がいる建物に案内されます。また建物に入る前に靴の消毒をして、中に入って、手を石鹸で洗います。子犬やお母さん犬がいる建物なので温度が少し高めです。生まれて数日しかたってないような子犬がお母さん犬と3組ほどいたと思います。あと数周で引き取られて行く子犬たちも何組かいて、私たちは来週引き取られていくという子犬たちといっしょに最後に遊ぶことができました。みんな、それぞれの性格があって、おとなしいこもいればやんちゃで甘噛みをしてくるこもいます。落ち込んでいたうちのこも子犬たちと楽しい時間を過ごすことができました。

  ブリーダーさんを訪問したことで、いろんなことを知ることができました。フレンチブルドッグは病気になりやすいからと主人は最初、フレンチは無理だけど、顔が似ているボストンテリアにしようよと言っていたんです。でも、ブリーダーさんがプライドを持って健康なフレンチブルちゃん達を育ててくれていることが分かりました。飼うに至って、いろんな気をつけないといけないことなども丁寧に教えていただけました。帰宅して、ブリーダーさんのホームページを見てみると、売り出し中の子犬達が写真付きで見れました。2番目に大きいこたちの兄弟の中で一匹だけ売れていない子がいたんです。この子、可愛いのに、なんで売れてないんだろう?って思って、気になり始めました。

  こういう感じで、うちにフレンチブルが来ることになったんです。そして、その気になっていたこが、今うちにいるこです。